TRIKE開発者の声|稼農公也

シンクロシステムを通じて、
世界中の人々に安全・安心・快適をお届けしたい

豊田TRIKEのモビリティに採用されている、運動性と走行安定性を飛躍的に高める「多輪車両走行安定機構=シンクロシステム(11か国特許)」は、健常者は勿論のこと、高齢者をはじめとした交通弱者といわれる方々にも、安全・安心・快適な乗り物を提供することができます。私たちがこのシンクロシステムを開発するときに思い浮かべたシーンは、体力や反射能力が十分な人々にはこのシステムの高い運動性能を。そして、高齢やその他の理由で体力や反射能力が衰えてきた方々には、このシステムの高い低速安定性と安心感のある乗り心地を。そう、本当のユニバーサルデザイン車と言われる新しい乗り物が誕生し、世界中の人々に喜んでいただいているシーンです。シンクロシステムを搭載して、そのエッセンスを見事に生かした豊田TRIKEのモビリティと共に、同機構の更なる進化と、世界中の人々に貢献できる新たな機構の開発に、私たちはこれからも努力してまいります。

・略歴

1953年熊本県生まれ。2009年個人事業としてケイズ技研を設立。2010年1月トヨダトライクのモビリティにも搭載されている「シンクロシステム」の特許国内出願を行う。以降、順次国際出願を行い2016年3月時点で特許取得国は11か国にも及ぶ。同年7月、財団法人大阪産業振興機構支援による、シンクロシステム搭載の多目的車両の開発を開始(助成事業として現在も進行中)。2011年第36回発明功労賞を「シンクロシステム搭載の多輪式車両」で受賞(財団法人日本発明振興協会・日刊工業新聞社主催)。2015年ケイズ技研株式会社を発展設立、代表取締役に就任。

稼農公也

ケイズ技研株式会社 代表取締役